あめでもはれます

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ライターわたやみきの日記です

カギしっぽの猫を猫又にする方法を探しています

我が家には猫がいます。大体13歳、雑種のオス。
大体なのは捨て猫だったからです。大体13年前に友達が捨て猫を発見して、色々ありましたが我が家で一緒に暮らすことになりました。

我が家のカギしっぽ猫

彼の名前はバロン。当時まだ友達だった夫が『耳をすませば』のバロンから名付けました。間違いなく雑種ですが、とても毛並みが良いです。

体格は小さくてお肉が柔らかい。実家の猫は筋肉質なのかミチっとしているけど、彼はだるっとしています。だから膝の上に乗ってくると気持ちいい。この柔らかい肉感は猫にしかない。ふわんふわんの毛とやわやわの腹。年をとって性格が丸くなった最近は、腹に顔をうずめても許されます。

彼は私に大した期待をしていないので、一緒に暮らしていて気が楽です。
私は犬も好きですが、期待に満ちた眼差しがちょっと辛いので、実家の犬をために愛でるくらいがちょうどいい。

彼は初老に差し掛かった今でも割とやんちゃで、夜中の運動会は毎日開催されてます。息子が1歳ぐらいまではせっかく寝かしつけたところを運動会で起こされ、何度もうらめしく思ったものです。

我が家に来たばかりのころ、私はあまり猫のことを知りませんでした。彼のカギしっぽは「私と出会う前、交通事故か何かで骨が曲がってしまったんだ」と勘違いして、「小さいのに大変な苦労をしてきたんだなぁ」と思ってました。

結局勘違いだったんだけど、生まれてから捨てられるというのは人間にしたらかなり苦労していると思います。

日本にカギしっぽの猫が多い理由

カギしっぽは日本の猫に多いそうですが、この理由にはちょっと面白い説があります。

江戸時代に流行した怪談話の「猫又(猫股)」では、飼い猫は長生きするとしっぽが2つに割れ、猫又になると言われていたそうです。他にもいくつか条件があるんですが、猫又になるのはしっぽがまっすぐなのがポイントだったよう。そこで猫又を恐れる気持ちからカギしっぽの猫が好まれ、だんだん増えていったという話。

もし本当だとしたら、「江戸時代の人たちって純粋だな」とは思いますが、現代のようにテレビやネットがない時代なら噂話は今よりも影響力が大きかったのは間違いないから、あり得ない話でもないかなぁと思います。

あとは鎖国中でも日本と貿易をしていたオランダが、船にネズミ駆除の目的で乗せていた猫が日本で増えたという話。南蛮渡来の猫はカギしっぽが多かったから、貿易をするうちにカギしっぽの猫が増えていったと。

こちらの方が納得のいく話ですが、猫又説はロマンがあって好き。

初老のカギしっぽ猫を猫又にする方法

彼は最近子猫のように「ふみふみ」をよくするようになりました。

相変わらず掃除機を出すと「シャー」と威勢よく威嚇しながら隠れる程度には元気だけど、甘えん坊になってきた様子からおじいちゃん感がにじみ出ています。

子猫は可愛いけど、うちの初老猫は日々可愛い。ソファを爪とぎにして得意になっている顔も可愛い。寝起きのふてぶてしい顔も可愛い。
この生き物といつか別れなくてはいけないのか。猫又になってずっとうちにいればいいのに。

そんなわけで、「カギしっぽの猫を猫又にする方法」を探しています。
まぁ冗談なんですけど、長生きして猫又になれば言葉もしゃべれるようになるとな。そんなのメリットしかない。猫とお話ししたい。何考えてるんだろ?

猫又になるには20年くらい長生きしないといけないそうなので、まだまだ頑張ってもらいたいところ。